2012年3月29日木曜日

ハイパーシニアbloger


今日はシニア世代の星、Super-Tantanさんをご紹介します。
なんと、70歳代でスマートフォン(docomo Xperia)を操り、ツイッター、Evernoteなどを使いこなすハイパーシニアblogerです。
余談ですが、お酒もかなり強いです。

ご本人の許可を得て紹介しています。

Super-Tantanさんは、小型船操縦士1級の資格を持つという筋金入りのヨットファンで、世界一周ヨットレース「ボルボ・オーシャンレース」を追いかけています。

すごい世界ですねぇ。地球全体がレース場になってしまうとは。
ジュール・ヴェルヌの「80日間世界一周」みたいです。

ヨットレースのことは良く知りませんが、blogは非常に充実しているのが判ります。
写真はもちろん、画像のURLまでリンクしてあります(すごいですね。独学で覚えたのでしょうか)。

「反応があるとね、結構おもしろいんだ。海外からメールを貰ったりね」

と愉しそうに語られていました。
情報は海外のサイトから集めているとのことです(語学まで堪能とは!)。

Super-Tantanさんは、数年前までは携帯電話すら持っていなかったそうです。
離れて暮らす弟さんの病気がきっかけで、いつでも連絡が取れるように契約したとのことでした。
はっきり云って、私の妻よりもデジタル環境を便利に使いこなしています。
カッコイイですね。

私の目標のひとつは、岳父にiPadでこのblogを更新してもらうことなので、Super-Tantanさんの意欲と行動力に敬服するとともに、ご活躍を嬉しく感じています。
iPadを岳父が使いこなして趣味を満喫してくれる日が、いつか来るといいなあ。

ちなみにSuper-Tantanさんと知り合ったきっかけは、BARでした。
カウンターでたまたま何度か隣同士になり、お酒を呑みながら談笑しているうちに、いろいろとプライベートのことを知るようになりました。

酒場というのは、こういう世代を超えた出逢いがあって面白いですね。

▼Super-Tantanの「Volvo Ocean Race」

2012年3月26日月曜日

FaceTimeは愉しい


みなさん、こんばんは。
古郷の親御さんに電話してますか?
そうですか・・・、いけませんねえ。
それは親不孝ですねえ。

えーと、かく謂う私もほとんどしていません。
でも電話したら最期、1時間でも2時間でも独りで喋りますよ、うちの母は。
独りで「ラジオ深夜便」が出来るレベル。

さて、iPadを渡してすぐ、義父母に一番受けが良かった機能は何だったか分かりますか?
インターネットでもなく、Googleマップでもなく、それは意外にもFaceTimeでした。

“LIVEで相手の映像を視ながら通話が出来る”というのが、判りやすくてウケたのだと思います。
なんだか未来っぽいですしね。

この広告の男性、私にちょっと似てます・・・
FaceTimeは、iPadに標準で付いているVIDEO電話機能のことです。
概要は、スカイプなどとほとんど同じです。
インターネット回線を利用しているので、もちろん電話代はかかりません。
男友達とスカイプで4時間くらい延々と不毛な会話をしたことがありますけど、今のVIDEO電話はそのくらいストレスなく使えます。

FaceTimeでは電話番号の代わりとして、Apple IDとEメールアドレスを使います。
通話するには、お互いにapple製品を持っていることが条件です。

▼FaceTimeが使用出来る条件
・apple IDを登録してある。
・Wi-Fi環境下である。
・FaceTimeに対応したapple製品を持っている。

・・・と、使用する為の条件がいろいろとありますが、使ってみると思ったよりも簡単です。
孫がいれば孫の姿を見せてあげたり出来るのですが、生憎まだいないので愛猫を披露しました。
やってみて気がついたのですが、お互いに顔が視えると会話もしやすいんですね。

映像と音声にタイムラグはほとんどないのでスムーズに会話が出来ますが、映像の画質はイマイチです。
公式HPに掲載されているイメージ写真のような鮮明さはありません。
でも、カメラや回線が進歩すれば、これからどんどん高画質になっていくと思います。
ちなみに最新のMacintosh機は、720pのVIDEO通話に対応したそうです(アスペクト比16:9のワイドスクリーン)。

2012年3月21日水曜日

新しいiPad




発売日に新しいiPadを実際に視てきました。

やはり、画面の綺麗さが際立っています。
まるで印刷された紙が貼り付いているかのよう。
iPad2で視えていたドットがまったく見えません。
産経新聞のサムネイル画像で、本文が読めるのはすごいですね。
いままでは文字が潰れていましたから。

こ、これでエロい画像を見たら、一体どんなことに・・・(はぁはぁ)

という妄想は下品ですね。えーと、お義父さん冗談ですよお。
オレ、そんなことは一切考えていません!
私の頭は、円高問題と野田内閣のことで一杯です。

印刷物をはめたような美しさ

カメラもかなり綺麗に写ります(5メガピクセル)。
iPad2のカメラはオモチャみたいなものだったので、これは嬉しいですね。

iPhoneのアプリを、iPadで2倍表示にした時にどんな風に視えるのかな?
と気になっていましたが、iPad2で2倍表示にするよりも綺麗でした。
いままでジャギーが目立っていたのに対し、ぼんやりとした画面になっています。

ただ、すべてが超高解像度というわけではありません。
アプリケーションやwebサイトの対応はこれからだと思います。

操作スピードも体感としてほとんど変わらないので、まあ、しばらくは買わなくても良いかな〜と思っています。

【追記】
発売日当日は、隠居したであろうご老人や、50代の主婦の方など、普段appleコーナーで見かけないような方々が大勢売り場に来ていました。買ったのかな?



2012年3月14日水曜日

伜物語


無線LANルータを設置した時から気になっていた、岳父のPCまわりの配線を整理することにしました。

PCの下は、ちょっとしたカオスです。
LANケーブル、電源ケーブルなどのコード類が長過ぎることが原因でした。


インターネットで、秋葉原にある愛三電機さんという店を見つけました。
この店は、ケーブル類から産業用のコネクタなど、家電量販店では買えないようなマニアックな機器を扱っているお店です。

目当ては、パソコン用の短い電源ケーブル。
なんと50センチ(!)の電源ケーブルが売っています。
これは良い製品ですね~。PCの電源ケーブルって、常に長過ぎますよね。会社にも欲しい逸品です。



それから、モデム~スプリッタ~電話回線と繋いだせいで電話線があまりにも長くなってしまったので、極短のモジュラ・ケーブルを何本か買いました。200~300円でした。
長過ぎるLANケーブルも、出来るだけ短いものに交換します。


その結果。



あれ、なんだろう? 想像と違うな。
えーと、劇的な改善とは云えないですね・・・。
まあ、多少はすっきりしたのかな。
あとは、プリンタを無線化したいなあ。


配線作業中、お義父さんにiPadのことやスプリッタのことを含めて、こう訊かれました。

「どうして、そんなになんでも知っているの?」

お義父さん、なんでもは知らないよ・・・、
知ってることだけ。

あと、Googleで検索してるだけ。


愛三電機

2012年3月12日月曜日

シニア向けiPadアプリ


シニア世代がiPadを楽しく活用出来るようなアプリ(※1)を探してみました。

ネットラジオ
定番の「radiko(ラジコ)」とNHKラジオに特化した「らじるらじるNHKネットラジオ」をインストール。
どちらも無料です。
操作が簡単なのと、音質が良いのが魅力です。




日刊スポーツ
スポーツ好きの岳父にオススメしたのが「日刊スポーツ」の無料アプリです。
スポーツ新聞特有のギラギラとした派手さは皆無で、スマートでシックな雰囲気のアプリです。
写真の表示方法やギミックが楽しいので、わたしも気に入っています。


i文庫HD
シニア向けのアプリを探していたところ、様々なblogで紹介されていたのが「i文庫HD」でした。
これは青空文庫(※2)を電子書籍風に閲覧出来るアプリです。
ページめくりや拡大縮小、フォントの設定など、自分の好きなように出来て、かなり完成度が高いと思います。
「昔読んだ小説を、当時を懐かしく想いながら再読した」などとシニアの方のレビューが載っていたので、良いかなあと思いました。
しかし、うちでの受けはあまり良くないようです・・・。多趣味なので、忙しいんですね。
有料アプリです。

「アプリ」:applicationの略。iPad上で実行したい機能を有するソフトウェアのこと。「app」とも略される。
※2「青空文庫」:著作権が消滅した文学作品を有志が収集・公開して、インターネット上で共有している電子図書館。


ゲーム
「金沢将棋100」と「麻雀 和HD」をインストールしてみました(有料)。
父親の世代だと、やっぱり囲碁将棋は基本かな? と安易な理由で入れてみました。
囲碁は嗜むのか不明だったので、麻雀を選びました。
どちらもプレイしてみましたが、良いアプリだと思います。
iPad用で画像が綺麗ですし、特に「金沢将棋100」は相手のレベルが細かく選べるのが良いです。
勝つとスタンプが貰えたり、駒の材質が増えたりして愉しいです(DSの脳トレっぽいですね)。



料理レシピ
お義母さん用にインストールしてみました。
ベストセラーになった「タニタ食堂」(有料)と、無料アプリで評判の良かった「ネスレレシピ」と「パスタ一年分レシピ」を入れてみました。
内容は、えーと、すみません。全然試してないので良くわかりません・・・。
ひと言だけ云うならば「タニタのご飯って、ちょっと少なくない?」です(←適当な感想)。






とりあえず、スタートはこんな感じとなりました。
シニア向けでオススメのアプリ情報がありましたら、是非教えて下さい。

2012年3月8日木曜日

新型iPad発売



新しいiPadがついに発表されました。
発売は来週の16日からです。
apple storeでは既に予約販売を開始しています。

まあ、3月発売は想定内だったとはいえ(iPad2を先月購入)新型は羨ましいですね~。
やっぱり女房とiPadは新しい方が・・・というのは冗談です。嘘です。
そんなわけないよ。そんなわけないじゃないか。
このblogはお義父さんも読んでますからね。下手なことは云えない。

新型iPadの所感を簡単にまとめてみます。

▼良い点
・ディスプレイが綺麗に(約2倍の解像度)
・カメラの画質向上

▼悪い点
・重くなった(約50g増:601g652g)※Wi-Fi版

えーと、あまり変わってないですね。
カメラとディスプレイの画質が良くなったことくらいしか、特筆すべきことはありません。
iPadもそろそろ完成形、という感じでしょうか。あとは、iOSのアップデート内容に期待しましょう。

わたしは買うのか?
うーん、まだ迷っています。

2012年3月7日水曜日

iPadのセッティング


シニア世代がiPadを使いやすくするために、設定を少しいじってみました。

キーボード
キーボードはローマ字フルキーボード入力より、五十音がすべて表示される「日本語テンキー」がおすすめです。
もちろんローマ字入力に慣れていれば、フルキーボードの方がタイピングは速いですね。
使わないキーボードは、誤って表示しないように「設定」から削除しましょう。

メモには基本操作をコピー&ペーストしてあります。

▼自動ロック
ゆっくり考えながら使っているうちに「なんだか、すぐに電源が落ちるんだけど?」という事態が想定されますので、自動ロックは長めに設定しておいた方が良いと思います。

位置情報サービス
バッテリーの持ちが悪くなるので、「オン」にするのは必要最低限で良いと思います。アプリ毎に個別に設定できます。

▼メール
メールの添付は初期設定では「実際の容量」となっています。iPadで撮影したデータは軽い(800KBくらい)ので問題ないのですが、デジタルカメラの写真をメールに添付する場合、重過ぎてそのままでは送れません(ソフトバンク回線では1MB以内)。
この設定は「設定」メニューからは変更出来ないので、「写真」から「メールで送信」を選択して、宛先・Cc・Bccの下にある「画像」をタップして下さい。「小」「中」「大」と容量を選ぶことが出来ます。
一度容量を選択してしまえば前回の設定が残りますので、次回からは画像のサイズを気にする必要はありません。

iPhoneやtouchとは違う表示ですね。

2012年3月6日火曜日

旅行でiPad

三泊四日で北海道旅行へ行って来た義父母。
旅先でiPadを試してくれました。

結果から報告すると・・・今回は残念な結果に終わりました。
iPadシニアマスターへの道は険しい!

メール:【X】送信失敗。
写 真:【X】Eye-Fi転送、なぜか機能せず。
地 図:【△】北海道広すぎ。未電波の所多し。

▼メール編
北海道で撮った写真を添付して送ろうとしてくれたのですが、メール作成途中で思い掛けないことが起こりました。

思わず「様」を付けてしまい・・・

宛名をタップすると、登録してあった私の名前がフルネームで表示されます。
そこで、つい思わず「様」をつけてしまったというのです(笑)。
女婿のオレに「様」なんて恐れ多いのに・・・。
この家の序列で云えば“お義父さん>お義母さん>妻>猫>私”なのです。

初めて知ったのですが、宛名(アドレス)の後に続けて文字を入力すると、“無効なアドレス”という警告が出て来ます()。
それでも送信を試みることが出来ますが、存在しないアドレスなので結果的には届きません。



それから、写真を添付したつもりが動画の添付になっていたので、結局容量オーバーでした。
帰宅後、iPadのカメラには「写真」と「動画」があることを伝えると
「動画も撮れるのか」と驚いていました。

「この写真、中央に△を横にしたマークが出ているんだけど・・・」

それ動画っス! 「横△」は動画再生のマークっす!

▼写真編
旅行中、デジタルカメラの写真を
Eye-Fiのダイレクトモードを使って転送する予定でした。
しかし、これはなぜか機能してくれませんでした。
デジタルカメラとiPadの電源を同時に入れる機会がなかったのかな?
なお自宅では、100枚程の旅行写真をiPadへすんなり転送できました。

▼地図編
まず、東京と違って北海道の広大な大地では、電波が届かない所が多い。
これは、うっかりしていました。
旅行前に地図データをキャッシュさせておけば、少しは良かったかもしれませんね。

おそらくこんな感じです。

それから、電波がキャッチ出来たとしても、“何もない場所に道が一本あるだけ”という感じで、地図を見ても面白くない・・・。
う~ん。これも想定外でした。
やはり北海道は広大ですね。

インターネットの技術者団体IETFが定めたメールアドレスの国際ルールがあるのですが、キャリアによってはこのルールを一部無視しています。“無効なアドレス”という警告が出ても、キャリアがそのアドレスを認めていれば送信は可能です。

2012年3月5日月曜日

使い始めて1週間


▼iPadを使い始めて1週間経ったある日、岳父に感想を訊いてみました。

お気に入りの曲、カーペンターズのJambalayaを見つけて微笑む岳父

Q「iPad、使っていますか?」

A「うん、まあね。一応毎日触るようにはしているね。勉強だと思ってね」

Q「なにか面白いものはありましたか?」

A「地図は便利だね。親戚の家や友達の町を確認してみたよ。アレは恐いねえ」

※「アレは恐い」→ Googleストリートビューのことと思われます。

Q「音楽は聴きましたか?」

A「うーん、ちょっとね、何を聴いていいか分からないね」

※JAZZ、クラシック、オールディーズを中心に1,300曲くらい入れましたが、少し多かったみたいですね・・・。プレイリストを使って、少し情報の整理をしてあげた方が良いのかもしれません。

2012年3月1日木曜日

Eye-Fi ダイレクトモード

「Eye-Fi(アイファイ)」SDカードの続報です。
1週間後に、もう一度岳父の家を訪ねて「Eye-Fi」の設定に挑戦してみました。



まず、公式ホームページに一部の不具合について回答が載っていたのでご紹介します。
ダイレクトモードでiPadへ接続する際に、「設定」→ネットワークで「Eye-Fi Card ******」をタップすると、接続中のままグルグル回り続ける問題ですが、iOS5になってからの不具合らしく、グルグル回り続けても接続は出来ているとのことです。




【ダイレクトモードの欠点】
「Wi-Fiアクセスポイント(AP)がある場合、Eye-FiはダイレクトモードよりもWi-Fi APを優先する」

この解釈の仕方がよく解らなかったのですが、実際にはこういうことだと思います。

「iPadが接続したことのあるWi-Fi APがある場合は、Eye-FiはダイレクトモードよりもWi-Fi APを優先する」

そこで、あっ!と気がついた。
家のWi-Fiを切ってみたらどうだろうか?

無線LANルータの電源をOFFにします。
iPadで「Eye-Fi」アプリを起動させておいて、カメラのシャッターを数枚切ります。

おおおっ。
ダイレクトモードで、続々と写真が転送されていきます。

想定していたシチュエーションは、お義父さんが旅先で撮った写真が自動的にiPadへ転送されることでした。つまり、家の外では基本的にWi-Fiは存在しないので、ダイレクトモードがすぐに繋がるということです。

自宅では、面倒ですが「Eye-Fi Card ***」のネットワークを選択して転送するか、カメラコネクションキットを使えば良いので、とりあえず「Eye-Fi」問題はこれで解決かな、と思います。
今後のアップデートで「Eye-Fi」ダイレクトモードが使いやすくなってくれれば良いなあ。

【追伸】
「Eye-Fi」について詳しく書かれた本が初めて出版されたそうです。
下記URLからお試し版が読めます。参考まで。

▼「Eye-Fi公式ガイド  写真がもっと楽しくなる基本&活用ワザ 70」 
序文+第1-2章+付録(Eye-Fiインストール方法)までの無料お試し版